Oxford reading tree(ORT)アプリで多読の習慣が身につく!やり方を徹底解説
- ORTってどんな教材なの?
- アプリで読めるって本当?
- アプリの特徴が知りたい!
30年以上にわたり、世界中で愛されているOxford reading tree (ORT)。
日本でも、お子さんに小さいうちから英語を身につけさせたいという方の間でとても人気があります。
8歳の息子がOxford reading treeを始めて4ヶ月がたちましたが、これは延長決定!(私は最初に6ヶ月プランを購入しました。)
そんなORTの魅力や特徴について解説していきます。
Oxford reading tree(ORT)アプリとは?
Oxford reading tree(ORT)はどのような教材で、どのように英語を学んでいくのでしょうか?
アプリの特徴とともに、詳しく見ていきましょう。
Oxford reading tree(ORT)とは?
Oxford reading tree(ORT)=オックスフォード・リーディング・ツリーとは、初めて英語を学ぶ方向けの英語教材です。
ネイティブの子どもたちが使う英語でストーリーが進んでいきます。
登場するのは、主にKipper、 Biff、 Chipの3兄弟と愛犬Floppy。
彼らと家族、友だちの日常生活が物語になっていて、大人も子どもも楽しめるストーリーです。
ORTの特徴
- テンポが良く子どもが飽きない
- 自分のレベルに合ったストーリーが読める
- 少しずつ難易度が上がるので、自然と英語力が身につく
ORTはお子さんが楽しく英語を学べるようたくさん工夫された教材です。
内容が良質な上、「自分で読めた!」という自信を引き出してくれるのが魅力ですね!
ORTのお話はイギリスの80%以上の小学校で採用されている
ORTは、オックスフォード大学出版局が発行する教材で、イギリスでは80%以上の学校で国語の教科書として使われています。
他にも130カ国以上で英語教材として使われています。
イギリスの国語の教科書に使われているため、内容の質の高さや信頼度は抜群です。
英語の絵本は数多くあり、様々なジャンルがありますが、あまり一般的ではない言い回しが使われていたり、「言語を学ぶ」という目的には合わない絵本もあります。
その点、ORTは楽しみながら正しい表現を学べて安心ですね。
ORTはレベルによって難易度が分かれていますが、特にレベル1~3までは絵が大きく、1ページごとの英文のボリュームは少なめです。
ORTを日々読んでいくうちに、単語をイメージ(絵、写真)で理解できるようになります。
頻繁に使う表現が繰り返し登場するため定着しやすい
ORTでは一つの絵本の中に同じ単語や表現が6回以上出てきますが、これは英語の学習方法としても理にかなった方法です。
英語の多読は、同じ単語や表現を6〜10回読むことで記憶に定着させます。
つまり、ORTは意識せずとも記憶が定着しやすく、英語のインプットとアウトプットが自然にできるようになるんです。
Oxford reading tree(ORT)アプリの特徴
ORTはOxford Reading Club のアプリで読めます。ここではアプリの特徴を3つ、ご紹介します。
- 電子書籍アプリでORT300冊が読み放題
- 1ヶ月¥990から手軽に読める
- 10段階にレベル分けされており、初心者~上級者まで対応
電子書籍アプリでORT300冊が読み放題
Oxford Reading Club は、オックスフォード大学出版局のリーダー教材がデジタルで読めるアプリで300冊以上の絵本が含まれています。
アクセスコードを購入し、有効期間内であれば読み放題です。
2023年には、大人気アニメ「PAW Patrol (パウパトロール)」20話も読めるようになりました。
お子さんに「パウパトロールの絵本読もうか」と言ってORTに取り組むのもおすすめです。
たくさんの絵本で部屋がいっぱいになるのはちょっと・・・という方にとってもタブレット1台で完結するのは嬉しいですね。
1ヶ月¥990から手軽に読める
ORTは紙の本だと値段が高いのがデメリット。
たとえばオックスフォード大学出版局公式オンラインサイトでは、34冊セットCD付 ¥165,462となかなかのお値段です。
「子どもにORTを読ませたいけどお値段が…」という方には、手軽に始められるアプリがおすすめ。
Oxford Reading Club はアクセスコードを購入すればすぐに利用できます。
価格は以下のとおりです。
1ヶ月 | ¥990 | ¥990/1ヶ月 |
---|---|---|
6ヶ月 | ¥5,720 | ¥953/1ヶ月 |
12ヶ月 | ¥11,000 | ¥917/1ヶ月 |
英語教材はお高めのものが多い中、1ヶ月¥990から読めるのはコスパがとても良いですね。
6ヶ月や12ヶ月のアクセスコードをまとめて購入すれば、もう少し安くなります。
紙の本を1冊ずつ買うより断然お得で、手軽にお試し感覚ではじめられるのは大きなメリットです。
アプリでお試ししてから、気に入った本を買うのもいいですね。
うちは6ヶ月続けてみてその良さに気付いたので、次の更新時は思い切って12ヶ月プランを購入する予定です。
10段階にレベル分けされており、初心者~上級者まで対応
ORTはレベル1からレベル9までレベル分けされているので、自分に合ったレベルからスタートできます。
レベルごとの特徴をまとめてみました。
レベル | 特徴 |
---|---|
レベル1 | 英語絵本に慣れさせるのが目標。簡単な表現が収録。 |
レベル1+ | 簡単な英文が出てくる。 |
レベル2 | 本格的な英文。ネイティブの発音にも慣れてくる。 |
レベル3 | 文章が複雑になる。すでに出てきた単語がたくさん出てくる。 |
レベル4 | より長い文章やストーリーが出てくる。 |
レベル5 | アイテムや登場人物が増える。想像力や考察力を鍛えられる。 |
レベル6 | 文章量が多くなり、レベルアップする。 |
レベル7 | ストーリーがさらに展開する。 |
レベル8 | さらに複雑な表現が出てくる。 |
レベル9 | より複雑なトピックが出てくる。 |
英語は、教材がむずかしすぎても簡単すぎても上達しません。
お子さんに多読の習慣を身につけさせるには、わからない単語がないくらいの簡単な文章をたくさん読むことが大切。
ORTは10段階にレベル分けされているので、お子さんにいちばん合ったレベルの教材を選べます。
Oxford reading tree (ORT) アプリのレベルについて
ここからはOxford reading tree (ORT)のレベルについて詳しく解説します。
Oxford reading treeのレベルチャート
各レベルの語数と対象年齢をまとめてみました。
レベル | 語数 (Main Stories) | 1冊あたりの語数(平均) | 対象年齢(イギリス) |
---|---|---|---|
レベル1 | 99 | 17 | 4〜5歳 |
レベル1+ | 207 | 35 | 4〜5歳 |
レベル2 | 286 | 48 | 4〜5歳 |
レベル3 | 468 | 78 | 4〜5歳 |
レベル4 | 924 | 154 | 5〜6歳 |
レベル5 | 1841 | 307 | 5〜6歳 |
レベル6 | 3267 | 545 | 5〜6歳 |
レベル7 | 5725 | 954 | 6〜7歳 |
レベル8 | 5631 | 939 | 6〜7歳 |
レベル9 | 8750 | 1458 | 6〜7歳 |
レベルが上がるにつれて、1冊あたりの語数が段階的に上がっていきます。
特にレベル7からは一気にアップするので、少し注意してくださいね。
内容が突然むずかしくなったらお子さんのやる気がなくなってしまいますよね。
ORTでは少しずつ難易度が上がっていくので、無理なく英語力が伸ばせるので安心です。
モチベーション向上のためにも、ぜひ読んでいる本の語数をチェックしてみてくださいね。
「これだけ読めた!」と子どもの自信につながります。
1冊ごとの語数をまとめた詳しい語数表やレベルチャートが公式サイトからダウンロードできますので、ご興味ある方はご覧ください。
対象年齢はイギリスの学習要項によるものなので、日本人は各自の英語レベルに合わせてスタートしましょう。
多読学習の場合は、子ども〜社会人までみんなにオススメです。
ORTアプリの場合は簡単なレベルチェックしてくれるため、おすすめされたレベルから始めるのがベスト。
その後もチャートに沿っておすすめ本が表示されていきます。
Oxford reading treeと英検の目安
ORTは英語力が鍛えられるので、英検の対策がしたい方にもオススメです。
ORTと英検のレベルの目安はこちら。
ORTレベル | 英検の目安 |
---|---|
レベル1+〜レベル3 | 英検5級 |
レベル4〜レベル5 | 英検4級 |
レベル6〜レベル7 | 英検3級 |
レベル8〜9 | 英検準2級 |
英検は「読む」「聴く」「書く」「話す」の4技能をチェックするテストです。
ORTでは英語を理論で学ぶわけではなく、文法の説明もないので英検対策のサブ教材として利用するのが良いでしょう。
Oxford reading tree (ORT) アプリのここがおすすめ!
Oxford reading tree (ORT)アプリでは、だれでも簡単に単語やフレーズをイメージで理解し、何度も繰り返して学べるようになっています。
アプリならではのオススメポイントをご紹介します。
5ステップリーディングで楽しみながらスキルアップできる
ORTアプリには、5ステップリーディング機能があります。1冊の本をいろいろな面から読み進めていけるので、飽きずにスキルアップできますよ。
ステップごとの特徴を見てみましょう。
- 「Warm Up」で予習する
- 「Listen Up」で音声を聞く
- 「Read」で本を読む
- 「Speak Up」で発音練習をする
- 「Wrap Up」で復習する
1.「Warm Up」で予習する
- 絵や写真を見ながら単語(フレーズ)の音声を聞いて、イメージで確認する
- 最後にクイズがあり、単語(フレーズ)に当てはまる絵(写真)を選ぶ
これから出てくる単語やフレーズの意味をイメージで確認しておくと、このあとストーリーを読んだときにわかりやすくなります。
アプリでは楽しいBGMが流れるので、大人も楽しめますよ。
2.「Listen Up」で音声を聞く
- ストーリーの音声だけを聞いて聞く力を鍛える
- 絵を見ながら音声を聞いてどんなお話なのか想像する
音声だけを聞きます。「Listen Up」で予習した単語(フレーズ)が出てくるので、何を言っているかよくわかります。
もし分からない時は、何度もくり返して聞いたり、スピードを調節したりしてくださいね。
イギリス英語とアメリカ英語の発音を選べるので、発音の違いを聞いてみるのもおもしろいですよ。
3.「Read」で本を読む
- 絵と文章で内容を理解する
- 文章をタップして音声を聞く
次は絵を見ながら音声を聞き、本文を読んでみます。イメージで覚えた言葉と意味がしっかりつながって、「意味がわかる!」と実感できます。
覚えたい単語は登録することもできるので復習や、なかなか覚えられない単語を覚えるのにも便利。
4.「Speak Up」で発音練習をする
- フレーズを読み、音声を聞いたあとに発音練習する
- 発音を覚えるまで何度もチャレンジできる
- 録音機能で自分の発音をチェックできる
本文に出てきたフレーズを発音練習をします。
最初はうまく言えなかったフレーズもだんだんと言えるようになるので何度も練習してみてくださいね。
発音は録音され、アプリが客観的に分析してくれるのでオススメです。
「ちゃんと発音できてるのかな」と心配になったら、自分の声の録音を聞いてみましょう。
5.「Wrap Up」で復習する
- これまで読んできた内容をクイズ形式で復習する
ゲーム感覚で復習できるので楽しめます。画像は、スペルのクイズです。
このゲームがとても楽しくて、大人も子どもと一緒になって復習できるのでおすすめ!
これまで何度も出てきた単語(フレーズ)を覚えていれば正解できるレベルのクイズなので、達成感があってどんどん次にすすめますよ。
アプリならではの機能がある
ORTには紙の本にはない、アプリならではの機能があります。それらを上手に活用すれば、もっと効率良く英語を学べるでしょう。
ここではアプリならではの魅力を4つご紹介します。
- オーディオブックの利用で音声ダウンロードができる
- 録音音声診断で自分の発音をチェックできる
- ミニゲームやクイズが楽しめる
- 本をダウンロードできる
1.オーディオブックの利用で音声ダウンロードができる
好きな本をダウンロードして、いつでもどこでも音声を聞けます。聞き流しにも最適です。
音声ダウンロードしておけば、外出先や車に乗っている間など、生活のいろいろな場面でORTの音声に触れることができますよ。
2.録音音声診断で自分の発音をチェックできる
アプリでは自分の発音を録音して、データでスコア化できます。
録音した発音を聞いてみると、ちゃんと発音できていると思っていたのに実はそうではなかったと気づくことも。
” Excellent”が出ると息子は大喜びです!「次もExcellentだす!」とモチベーションがあがるようです。
3.ミニゲームやクイズが楽しめる
アプリでは選択クイズや穴埋め問題など、ゲームやクイズがあります。
読んだお話に関する質問なので、理解と記憶がしっかり定着し、やっているうちに自然と英語力が身につきますよ。
また、おうちの方はお子さんが内容をどれくらい理解しているのか分かります。
次のレベルにすすんでいいのか、それとももう一度復習する方がいいのか、判断しやすくなるので重宝する機能です。
4.本をダウンロードできる
アプリでは、デバイスに本をダウンロードできます。
紙の本は保管場所が必要ですが、アプリなら必要ありません。
デバイスひとつあれば、いつでもどこでもORTを読んだり聞いたりできるのはとても便利。
お子さんがある程度大きくなれば、ダウンロードした本を使って自分で勉強できるようにもなりますよ。
Oxford reading tree (ORT) アプリのデメリット
Oxford reading tree (ORT)アプリはとても便利なアプリですが、デメリットもあります。
使ってみて感じたデメリットを、正直にご紹介するのでぜひ参考にしてください。
中見出し:アクセスコードの有効期間内のみ使える
アクセスコードの期限が切れるとアプリにアクセスできなくなってしまいます。
アプリを使い続けたい場合は、有効期限が切れる前にアクセスコードを購入するようにしましょう。
もし有効期限が切れてしまっても、Oxford Reading Club (ORC) のアカウントを削除していなければ、新しいコードで再びアクセスできます。
その場合、過去の履歴は引き継がれるので、もしアプリの使用を再開する可能性がある場合は、アカウントを残しておきましょう。
タブレットやスマホの使い過ぎには注意が必要
ORTアプリはとても便利ですが、長時間の利用には注意してくださいね。
とくに小さいお子さんや成長期のお子さんが、日常的にデバイスの画面を見ることで目の発達に支障がでることもあります。
またアプリの使いすぎによるデバイス依存も心配ですよね。
そうならないためにも、1日の使用時間を決めたり、必ず保護者の方と一緒に見るようにするなどのルールを決めてアプリを正しく使いましょう。
まとめ: Oxford reading tree (ORT) 気軽に始めるならアプリがオススメ!
(Oxford reading tree (ORT)は、英語を楽しく効果的に学べるオススメの教材です。アプリを使えば、多読の習慣がスムーズに身につき、英語力をグンと伸ばせるでしょう。
とくにオススメなのは
- 小さいうちから英語を身につけさせたいお子さん
- 英検対策したい学生
- 多読学習をする人
- 親子で一緒に英語を学びたい人
アプリなら月額¥990から気軽に始められるので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。
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